『漁業風評被害・復興支援』のために活動する「QD福島」へのアイディアの投稿はこちらから!
『漁業風評被害・復興支援』のために活動する「QD福島」の金田奈都子さん(東京海洋大学)とのインタビュー内容です。
1.「QD福島」の活動内容について
▼活動概要:
原発事故による海洋汚染の影響で,操業停止状態が続く福島県の沿岸漁業を応援しようという想いで始めた活動です。活動は主に広報,情報の共有の場を作るというものです。
大きなイベントとしては昨年の東京海洋大学の学園祭で,パネル・パンフレットの展示を行いました。プロジェクトの内容は、いわき・相馬に実際に行き、漁業関係者が再開へ向けて行っていること、現時点での不安や課題をお話を伺ってきました。インタビューした内容は,展示を見ていただいた方々にいただいた意見とともに冊子状にまとめ,フィードバックを行いました。
現在は,学園祭で行ったような情報公開を定規的にできるようにするため,HPを作成しています。
▼主な活動場所:
東京海洋大学支援対象者、福島県の沿岸漁業従事者,水産業関係者(加工業者など)
▼活動時間:
イベント前は週2~3回程度。現在はHP作成・更新のたびに随時。
▼金田さんの担当している活動:
地元とのコネクションがあるのが,発起人の私だけなので,主に地元と仲間の橋渡しを行っています。
2.「QD福島」が活動を行うに至った背景について
(活動を始めたきっかけ、活動を始める前に抱いていた課題について)
私の両親がいわき市の漁師であり,何もせずにはいられなかったことが活動を始めた動機です。漁師という職業は特有の文化であり,最高のやりがいに感じていらっしゃるかたばかりなのは,幼いころから感じてきました。漁師が本来のあるべき姿でいられない状況で,モチベーションや誇りを失ってほしくなかったので,今取り組んでいることや、今思っていることを外部へ発信する機会を作りたかったという思いで活動を呼びかけました。
3.震災からもうすぐ1年が経とうとしている今、活動するなかで見えてきた課題について
(活動開始前からの変化、新たにみえた課題について)
▼「QD福島」の抱える課題:
・活動拠点が福島にないため、情報共有に時間がかかる。
・各メンバーのスケジュールが異なっているためで集まる時間が少なくなった。
・現在作成中のホームページで,現地の漁師さんたちにリアルタイムに情報をアップしていただきたいが,パソコンやメールをうまく扱える方がおらず,その方法を模索しています。
▼金田さんの抱える課題:
・来年で卒業予定なので,この活動をどのように続けていくべきなのか。続けられるようなことを考えたい。
・当事者でもあるため,相手が傷つかないかということに敏感になり,思い切った活動が出来ない。
・当事者でもあるため,相手が傷つかないかということに敏感になり,思い切った活動が出来ない。
▼金田さんが考える福島の課題
・福島の漁師さんたちはとても内向的で,外部でイベントをしたりということにはなかなか踏み出さないよう。
【Ideaが欲しい論点】
1)各メンバーのスケジュールや活動拠点の関係から、「QD福島」内の情報共有が難しくなっている。
2)ホームページ等WEB上で漁師の方々にも情報発信をしてほしいのだが、PCなどをうまく扱える人が少なく、なかなか難しい状況にある。なにかうまくリアルタイムの情報を発信する方法はないか。
3)福島の漁師たちは独特の内向きな文化があり、外部に出て漁業復興に関するイベントなどをやろうとしない。漁師たちを巻き込んでリアルの場でうまく情報発信する方法はないか。
4)メンバーのほとんどが来年で卒業を迎えてしまう。組織をどのような形で存続させていけばいいのか。
「QD福島」ホームページ:http://quebec-delta-gyogyou.jimdo.com/
『漁業風評被害・復興支援』のために活動する「QD福島」へのアイディアの投稿はこちらから!
0 件のコメント:
コメントを投稿