『子供の放射の被害防止』について活動している『ポッケア』へのアイディアの投稿はこちからから!
『子供の放射の被害防止』について活動しているNPO法人 移動保育プロジェクト『ポッケア』の上國料竜太さんとのインタビューの内容です。
1.『ポッケア』の活動内容について教えてください。
▼活動概要
放射能に一部汚染された福島県では、県外に避難したくても諸事情で避難できない世帯がまだまだたくさんいらっしゃいます。
そこで福島県内でも放射線量の高い地域で生活する子どもたちを、線量の低い地域へ日帰りで移動して保育することで、子どもたちの放射線被曝とストレス及び親の不安を軽減する活動を行っております。
そこで福島県内でも放射線量の高い地域で生活する子どもたちを、線量の低い地域へ日帰りで移動して保育することで、子どもたちの放射線被曝とストレス及び親の不安を軽減する活動を行っております。
▼主な活動場所:
福島県内全域
▼支援対象者:
未就学児をメインとした小学生以下の子どもとその親
▼活動時間:
現在は週に一回程度の頻度で、9:00~16:00の間に実施しています。
春休みはほぼ毎日実施予定。私自身も毎回引率として参加します。
▼上國料さんの担当している活動:
NPO法人格を取得したとはいえ、まだまだ組織としてのしくみができておらず運営管理から実施時の引率まで団体における活動のほぼ全てを担当しています。
2.『ポッケア』が活動を行うに至った背景について
▼『ポッケア』が活動を始めたきっかけ、また活動開始前に抱いていた課題について:
活動を開始した2011年7月当時は震災直後ということもあり、ほぼ全ての支援内容が「県外避難」でした。ところが実際に現地で生活していると、様々な事情で逃げたくても逃げられない世帯が多く、そんな方々にとっては県外避難という言葉は不安を増幅させる原因になっていました。そこで、そんな方々の心理的ストレスを少しでも軽減したく、
県内在住者に選択肢を増やしてもらおうと活動を開始しました。
3.震災から1年が経とうとしている今、活動するなかで見えてきた課題
▼活動開始前からの変化 :
支援対象である小学生以下の子どもとその親に比べて、それ以外の世代や立場の方々との温度差は県内でも非常に強く感じています。そのため活動の趣旨を理解していただけなかったり、活動中の「移動」に対する安全性を重視する親はあまり参加を控えさせたり(子育て施設責任者など)という課題を抱えています。
▼『ポッケア』を継続させていく上での新たな課題:
対象者の心理的な負担を軽減するには「継続的に定期的に」活動を実施していく必要があると考えていますが、やはりそのための資金確保も課題となっています。対象者=被災者であるとともに、家庭の経済的理由でサービスを利用できない子どもが発生してしまうことは避けたいため利用料もいただいていません。利用者から利用料をいただかずに資金を捻出するスキーム作りを模索しています。資金捻出に行政や大規模団体との協働という方法もありますが、公平性を保つことが大前提であるためどうしても広域にサービスを提供しなければならず、結果限られた予算の中で1団体1回のみの実施にとどまるというジレンマもあります。これは大きな課題です。
【ideaが欲しい論点】
1)子供の世代により親の活動への理解度が異なり、正確な理解を呼び掛けられていない。
2)「継続的に定期的に」利用者から利用料をいただかずに資金を捻出するスキーム作りを模索している。
NPO法人「ポッケア」のホームページはこちらです。
『ポッケア』の活動概要図解
http://www.facebook.com/groups/257982677615305/
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