2012年7月25日水曜日

【イベント告知】 「スタ☆ふく」の説明会開催のお知らせ

こんにちは!
Link with ふくしま東京スタッフの加藤亜未です。
福島大学の学生が企画したスタディーツアー「スタ☆ふく」
の説明会開催をお知らせします。
説明会日時を更新しました!!!

「スタ☆ふく」とは?
学生団体JASPが企画したスタディーツアー。
震災以降、様々な問題を抱えている福島。
だからこそチャンスの場でもある。
福島のありのままを見て、感じて、考えてもらうきっかけにしたい

そんな想いから企画されました。

ツアーは3つのテーマで開催されます。
【漁業】いわき8/18~19(7/27〆切)
【観光】喜多方9/1~2(8/10〆切)
【農業】二本松9/8~9(8/17〆切)

詳しくはこちら↓
スタ☆ふくHP http://watalucky.com/jasp/tour
/index.html
スタ☆ふく公式ブログ http://jasp-sutafuku.jugem.jp/
スタ☆ふく ツアー申込 http://ftabi.fkk21.com/study.
html
この素敵なツアーに、より多くの人に参加してもらいたいと思い、
JASP福島と協働で説明会を開催することといたしました。

詳細は、以下をご覧ください。
★こんな人におすすめ★
「被災地のために何かしたい。
でもどうしたらいいのかわからない。」という方。
「福島=原発」「大変そう」といったイメージをお持ちの方。
*****************************
日時・場所
・7月26日(木)19:00~20:00 @慶應義塾大学日吉キャンパス
・7月27日(金)15:30~16:00 @一橋大学
・7月28日(土)13:00~14:00 @オリンピックセンター
・8月3日(金)14:00~15:00 @青山学院大学青山キャンパス
・8月5日(日)13:00~14:00 @渋谷
・8月9日(木)19:00~20:00 @未定
主催
Link with ふくしま
JASP福島
参加費
無料
申し込み方法
参加をご希望の方は申込フォームの記入をお願いいたします。
http://goo.gl/RgJqC
*****************************
質問や不明な点がございましたら、
link.with.fukushima@gmail.com(担当:加藤)までお願いします。

2012年7月24日火曜日

【イベントレポート】2012.07.14 ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~③


いよいよ[ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~」のご報告も最終エントリーです。

最初からエントリーを閲覧されたい方はこちらから




本セッション最後のワークは、ワールドカフェという対話の手法を用いて、以下のようなテーマを考えていきました。

「パネラーのお二人のお話を聞いて、印象に残ったこと・感じたことは何でしょうか?」

「大切な子どもたちに、どんな風に育ってほしいですか?」

「福島の子どもたちにとって、どのような外遊びの可能性があると思いますか?」





参加者、パネラー、主催者である私も一緒になって全員で考えていきます。




ワールドカフェで議論された内容の一部は以下の模造紙の通り。
ここには書ききれない位、多くの素敵な気づきや会場に満ち溢れていました。




ワーク終了後の模造紙は以下の通りです☆









そして、最後は参加者全員での一日の振り返りです。
1人1人が感じたこと、気づいたことを自分の言葉で話してもらい会場全体で共有していきます。



1人1人の声を聴きあう様子





最後に、一部の参加者の皆さまが感じたことを写真でパシャリ!











パネラーのお二人にも、お願いをしました☆

    




今回のフューチャーセッションのゴールであった

 福島の子どもについて多様な考え方を聴きあう

 子どもたちの未来について考える

 福島の子どもたちにとっての外遊びの在り方を探る


参加者やファシリテーターの方々のおかげで、この三つを達成できた素敵な場とすることができました。

本当に多くの気づきや場を得ることが出来たのですが、その中でも、自分が印象的だったものをいくつか挙げてみます。


①お父様、お母様の方々との対話
20代前半の若者が多いLink with ふくしまスタッフにとって、小さなお子様がいらっしゃるお父様、お母様とのお話は目から鱗の内容が沢山でした。
「福島の子ども」という同じテーマについてお話ししていても、やはりお父様、お母様がもっていらしゃる視点と支援側の視点は異なります。
お互いの視点や考え方を共有することが出来るからこそ、福島の子どもの現状、未来、そして自分たちがしていくべきこと、を地に足をつけてお話することをあらためて実感しました。

②福島の子ども支援現場のニーズと課題の発見
パネラーのお二人からの話題提供の後に、参加者全員で外遊びの可能性をお話していく中で、以下のようなニーズや課題を発見しました。

■子ども支援の過不足の定量化・可視化
現在、福島の子どものために行政をはじめ、NPO、企業がそれぞれに出来ることに取り組んでいます。
そのようなボトムアップな支援の在り方も重要ですが、一方で福島県内で必要な地域、子どもの総量を客観的に導き出し、その総量を満たすためにはどのような仕組みが必要かを議論していく必要があると思いました。

■外遊びプログラムに求められる「世代の多様性」と「自由度の高さ」
現在、提供されている外遊びのプログラムは、対象を「未就学児」や「小学生」といったように世代を絞り込んでいる場合が多々あります。運営の観点からみると仕方がない場合もある一方で、お父様お母様からのご意見では、小さい子たちがお兄さんやお姉さん、もしくは、もっと年代が上の方々と交流することが出来る機会も欲しいという声もあります。

加えて、現在提供されている外遊びプログラムの特徴として、プログラムがある程度、固定化されており、参加者であるお子さんたちが自分たちで遊びを創っていくなどの取り組みが生まれづらいといったご意見も会場から出てきました。

以上のようなニーズ・課題は、このような対話の場だからこそ見つけて拾い出すことが出来たものだと思います。

実際にフューチャーセッションを実施してみて、このような場が福島には必要であることを強く実感します。
今後もこのようなフューチャーセッションのような素敵な場をコンスタントに福島県内、そして首都圏などでも開催していきます。

まずは、第一回目であった今回のフューチャーセッションに参加して頂いた皆さま、企画から運営までご協力して頂いた方々に深く御礼もうしあげます。


今後も、ふくしまフューチャーセンターは福島の復興を加速すべく精力的に活動をしてまいりますので、今後も何卒宜しくお願い致します♪





2012年7月18日水曜日

【イベントレポート】2012.07.14 ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~②

引き続き、菅家が、7月14日の[ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~」のご報告をさせて頂きます♪


参加者の方々が集まってきた様子です!

そしてついに13時からセッションスタート!
まずは、今回のグランドファシリテーター兎洞さんから、本セッションの趣旨や流れを説明しています。



その上で、チェックイン。
内容は、参加者の皆さま同士による自己紹介、および「今の自分の気持ち」を共有していきます。



チェックイン後は再び、兎洞さんから本セッションのゴールと、セッション中に大切にしたいことを説明して頂きました。





続いて、主催者である不肖菅家による本セッション開催にあたっての想いの説明です。
生まれ故郷である福島の未来を担う子どもたちを考える場として今回のセッションを用意した経緯を説明いたしました。



その後には、ついに本格的にワークがスタートです^^
まずは、2人一組になって、出身地から、3・11を経て自身の生活で変化したこと、今回のセッションに参加するにあたっての想いを聴きあいます。



その上で各テーブル内で、どのような内容を二人でお話したのかをシェアしていきます。



参加者同士、グループ内での対話が盛り上がって会場が温まってきたところで
今回の話題提供者(パネラー)としてのお二人に登壇をして頂きました。


「福島の子どもの 外遊び支援ネットワーク」代表の橋口さん


NPO法人 移動保育プロジェクト「ポッケア」理事長の上國料さん


お二人には活動内容と現状に関してお話していた頂いた上で、
グランドファシリテーターの兎洞さんがお二人に様々なご質問をしていきます。




活動への想いから、将来的な展望、活動の中での遣り甲斐など質問は多岐に渡り、
パネラーのお二人は一つ一つ丁寧に、そして熱心に応えて下さいます。

その熱をうけて、会場の参加者の方々も真剣に耳を傾けていました。

また、パネラーのお二人だけではなく、会場の参加者の皆さまからも
沢山の質問やコメントが飛びかいます!


丁寧に熱心に回答される橋口さん

このパネルディスカッションを通して、外遊びの現状とパネラーのお二人の想いを会場全体で共有することができました。

これを経てついに、最後のグループワークに移っていきます。
最後のグループワークは次エントリーにて☆

菅家



2012年7月17日火曜日

【イベントレポート】2012.07.14 ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~①

こんにちは!
Link with ふくしま(リンふく)の菅家です!

先日、7月14日「ふくしまフューチャーセンター Future Session_01 ~福島の子どもの未来と、そのために今、必要なこと~」を開催いたしました。

リンふくのメイン事業である「ふくしまフューチャーセンター」の第一回目セッションについて、レポートさせて頂きます。


今回のフューチャーセッションは、イベント名の通り、子どもの未来を考えるものでした。
具体的に、当日のゴールとして、以下の三つを設定しました。

■ 福島の子どもについて多様な考え方を聴きあう

■ 子どもたちの未来について考える

■ 福島の子どもたちにとっての外遊びの在り方を探る


東日本大震災に伴う原発事故により、福島の子どもを巡る状況は一変してしまいました。

放射能という目には見えない恐怖と不安。

それの子どもに対する影響の不透明度。

そのような先行きが見えない中で、福島の子どもを巡る状況は、本当に多種多様です。

震災後すぐに子どもを連れ県外へ移られた方もいます。

一方で、県外へ引っ越そうにも家庭の事情や経済的な事情から、それが難しいご家庭もあります。

震災後に生まれたお子さんで、未だに外遊びをしたことがない子もいるそうです。


子どもはまさに、未来の象徴。
子どもたちの未来を守るために出来ることは何なのか・・・

まずは、子どもに対する多種多様な考え方があることを認めあった上で、私たちが守りたい、子どもの未来とはどのような未来なのか?

そして、その未来を実現するためには、自分たちには何が出来ることは何なのか?

以上のようなことを参加者全員で考えていく、ということが今回のフュチャーセッションの趣旨でした。


さて、当日はどのようなセッションとなったのか?


ここからは、当日の様子を時系列でご報告していきます♪


まずは、会場の設営からです!


当日は、会場を子どもの写真で埋め尽くしました☆

リンふくスタッフの和知さんを中心に素材を加工する風景



プロジェクターの設定をするリンふく福島スタッフのエース・てっちゃん!



また、当日は東京からファシリテーターの方々が手伝って下さいました!
(手前から 岩井さん、兎洞さん、早田さん)




設営の結果、このような素敵な会場になりました!





会場の設営を終え、運営スタッフとファシリテーターの方々を交えての最終打合せです。

当日の流れと役割分担について最終確認。





さてさて、ここまでが当日の準備風景です。

そして、いよいよワークショップが開始します!

ワークショップの内容は次エントリーでご報告いたします☆




菅家














2012年7月15日日曜日

いわき市為朝集落の訪問報告

こんにちは。東京スタッフの菅野です。
今回は7月8日の、いわき市遠野町為朝(ためとも)集落の訪問について報告します。




訪問したメンバーは、音楽ユニットPallettes の宮川さん、谷本さんと、Link with ふくしま の佐藤、菅野です。


Pallettesさんは東日本大震災のチャリティーソングを制作し、その収益を被災地に寄付しようとしています。その支援先の一つとして福島県いわき市を考えていらっしゃるということで、私たちLink with ふくしま がお手伝いさせていただいております。


今回訪問した為朝集落は常磐自動車道いわき湯本IC(東京から3時間弱)から車で30分程の山間にある集落で、稲作を中心とした農家で構成された集落です。東日本大震災から1年4カ月経った今でも断水しているということです。


お話を伺ったのは為朝集落の世話人をしている折笠茂子さんです。




以下、お話の内容に沿って報告します。


【3.11直後の様子は】
東日本物流が止まり、いわき市は食糧もガソリンも無かったが、自分の家は農家で機械にガソリンがあったためそれを抜いて使った(取扱のできる人が近所に居たそうです)。食糧がない施設などに食べ物を配って回った。


【なぜ断水しているのか】
為朝集落は東日本大震災の本震(3.11)では大きな被害はなかったものの、1ヶ月後の余震(4.11)の影響により、今に至るまで断水が続いている。
4.11の余震は為朝集落の直下であったため、断層が動き、地下水の流れが変わってしまったため、従来使用していた水源が使えなくなってしまった。
他にも断水している集落があり、井戸を掘ってみたが、(鉄分を多く含んだ)飲料水どころか洗濯にも使えない水しか出ない集落もある。


【なぜ断水している事実が知られていないのか】
以前から、為朝集落では水道局の水道(上水道)を使っていなかった。市の水道ならば市の管轄であるから迅速に復旧し、していない場合はその事実が報告される。しかし、水道が整備されていない地域では、自主的に水源を確保していた(簡易水道)。そのため、震災でその水源が壊れても、いわき市の水道復旧率に計上されないため、いわき市の水道は完全復旧したことになっている。
また、地上の建造物の損壊は災害認定されるものの、地下の水脈が変わったことは災害と認定されない。




【水が出ない間はどうしていたか】
現在でもペットボトルの水を使っている。自宅の裏にはペットボトルのゴミの山がある。ホームページを設置してから、資金だけでなく水の支援も多くなった。集落で大きな水槽にプールし、そこから必要な分だけ取ってきている。







最近着手したばかりの水道工事の現場です。






十分な水が確保できないため、本来の美しい棚田がなくなってしまっています。

4.11のがけ崩れの現場です。付近の川をせき止める程の土砂が崩れたようです。







【東電の賠償金はどうなっているのか】
分厚い冊子が送られ、非常に細かい計算をさせられる。しかし、個人で理解・対処できるものでもない。いろいろ注文をつけられ、それに対応する手間とコストを考えると割に合わない。


以上のような様々なお話を伺った後、集落内を案内していただき、周辺の様子などを視察してきました。



東日本大震災から1年4カ月あまりが経ちますが、今回の訪問は、首都圏に暮らす者にとって日々薄れつつある記憶を思い返させ、支援の手が行きとどいていない現実を目の当たりにする機会になりました。
今後もより一層、現地に密着した支援を模索しつつ、福島の復興を加速させるべく努力していきたいと思います。
ご支援・ご協力をよろしくお願いします。

Link with ふくしま 東京スタッフ 菅野仁紀

2012年7月9日月曜日

学生企画スタディーツアー『スタ☆ふく』のご紹介

こんにちは。リンふく広報の秋山綾子です。
前回の投稿から1カ月弱が経ってしまいました..
以後がんばります!


さて、今回は、つい先日公募開始となりました
福島スタディーツアー『スタ☆ふく』のご紹介です。
このプロジェクトは、3.11を契機に立ち上げられた学生団体JASP福島が企画をし、
福島交通観光さんが企画を実施するというもの。

「3つのテーマで福島を感じて考える」というこのスタディーツアー。
私個人の目線でそれぞれのツアーの魅力を探ってみます


まずは、818-19日に行われる「漁業」がテーマのツアー。

行先は福島県最大の面積を誇る いわき市(ちなみに私の生まれ故郷です)

このツアーでは、行政の方からお話を聞いたり、
地元漁師さんとお話が出来たり、なんと船にも乗れちゃうとのこと!

いわきの地域産業を考えるワークショップもあるようなので、
ともすると悲観的になりがちな福島の漁業を前向きに捉え考える、
とても良い機会だと思います。
(ワークショップはプロのファシリテーターに取り仕切ってもらう本格的なもの!)
気になるお値段は、東京から参加の場合19,900円!

全国のFISH系女子・男子のみなさん、ぜひ☆
(募集締め切りは727日ともう間近!急げっ)


次は、91-2日に行われる「観光」がテーマのツアー。
行先は、福島県屈指の観光地 喜多方市(ちなみに私の出身地です)

喜多方では、魅力的なまちづくりをしようという動きが活発化しています。
このツアーでは、その勢いや心意気とともに喜多方の魅力を感じてもらえる仕掛けが盛りだくさん!
全国区の喜多方ラーメンはもちろん、絶品の日本酒を醸造している由緒ある酒蔵の見学(&試飲)。

そして一般に低線量地域と呼ばれている会津の空間放射線量の測定もするようです。
はたして、結果やいかに・・・?!

こちらのツアーのお値段は、東京から参加の場合17,000円!

全国の観光系女子・男子はじめ、ラーメン好きのみなさん、ぜひ☆
(募集の〆切は 817日)


最後は、98-9日に行われる「農業」がテーマのツアー。
行先は、福島県内でも先進的な農業に取り組んでいる二本松市は東和地区。

原発事故後の福島の農業の現状や、今東和地区が取り組んでいる取り組みなどを地元の農家さんからお話してもらいます。さらには農業塾!これは、地元の農家さんたちと農業の研究者を交えてこれからの二本松の地域活性化を考える会です。

泊まる宿はなんとも古風で味わいのある神社の参宿所。都会にはない、空気と風景もこのツアーならでは!星のキレイな空の下ではBBQを行います!(雨天中止)

福島の風評被害、目には見えませんが感じることはできます。農業に興味がある人
田舎が好きな人イチオシです。
こちらのツアーのお値段は、東京から参加の場合20,500円!

全国のアグリ系女子・男子のみなさん、ぜひ
(募集の〆切は 824日)



 
なお、対象は1825歳の若者
(ですが、「実際制限は設けないことにしました」とのこと!!気持ちは若者だぜぇ♪というあなた、チャンース)
いろいろな交流がうまれそうですね(^^)

定員はそれぞれ35!!

興味のある方は、ぜひ時間とお金をやりくりして参加してみてください


「百聞は一見に如かず。」
福島で話をして、聴いてみないとわからないことってたくさんあります。
 




 ~ 今こそ福島へ! ~



詳細および申し込みは下記URLから(^^)
スタふく HP → http://ftabi.fkk21.com/study.html
スタふく Blog → http://jasp-sutafuku.jugem.jp/