2012年6月16日土曜日

【イベントレポート】6月10日Link with ふくしま設立1周年記念パーティを開催しました



こんにちは。Link withふくしま東京スタッフの加藤です。



Link with
ふくしまは、2012年611日をもちまして設立1周年を迎えました。

これまでリンふくをご支援、ご教授くださった皆様に感謝するとともに、『2年目の飛躍』を目標に、スタッフ一同、精一杯頑張ってまいります。
今後ともよろしくお願い致します。




先日、設立1周年を記念してパーティを開催し、小雨が降りお足下の悪い中ではありましたが、総勢40名の方がお越しくださいました。

会場は、新宿駅東口から徒歩1分のEAST END COUNTYさん。落ち着いた雰囲気でとてもお洒落なところでした。
受付開始の18:30前から来て下さった方も、会場の雰囲気もあり、早速会話に花を咲かせていらっしゃいました。



19時になり、開会。

はじめに代表の菅家が挨拶をし、そして設立当初からお世話になっている一橋大学の米倉誠一郎先生に乾杯のお言葉をいただきました。

歓談を挿んで美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、村田弦也様、宮田和美様、鈴木まり子様にご祝辞を頂戴しました。


次にリンふくの活動紹介として1年間の活動写真のスライドショーを行いました。短いようで長かった、はたまた長いようで短かった1年、苦楽を共にしてきたスタッフには感慨深いものだったのではないでしょうか。



この日は東京近辺にお住まいの方に限らず、福島から来て下さった方もいらっしゃいました。
福島県飯舘村民の方からは現場の生の声を聞くことが出来ました。みなさん様々な活動をしていらっしゃって私にとって刺激になることが多く、またリンふくの活動にも興味をもってくださり、ご意見をいただくことができました。

このような機会にいろんな方とお話をしてシェアすることで、他の団体の活動を知るだけでなく自分達の活動についても多角的に考えるきっかけとなりました。



会の後半、参加団体活動紹介では、

まず、ダイヤモンド社 宮田和美様より「世界を変える100人になろう!≪グローバル編≫」をご紹介いただきました。
学生のみなさん「未来のイノベーター」となるべく、さっそくエントリーくださいね!!

http://www.mentor-diamond.jp/mc/seminar/changer.html


次に、日本ファシリテーション協会 災害復興支援室室長 徳田太郎様より、活動紹介をしていただきました。

「話し合い無しには世界・福島は変わらない」。間違いなく、ファシリテーションは復興を加速させるために必須のスキルです。リンふくも度々お世話になっています。一度相談してみることをオススメします!

https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=1888



3団体目は、日本海洋大学のFISH系女子・金田奈都子様によるプレゼンテーション。
福島の漁業を応援してくれるファンを増やしていくべく活動中です。ぜひ「イイネ」お願いします。



続いて、Peace Marker企画の上條雅子様によるダンスパフォーマンス。
最高のキレを見せてくださいました。


最後は、歌とダンスのユニットpalettes様による歌のパフォーマンス!
生歌が心に響きました...


お二組とも、会場を更に盛り上げてくださいました。





最後に、米倉先生から激励のお言葉をいただきました。

リンふくはこれまでもワークショップやイベントなど様々な活動を行ってきましたが、内容が濃いものであってもその場限り、その日限りのものでは意味がありません。
短期的ではなく長期的に支援・サポートをしていけるような仕組みをつくっていくこと、そして今後はより多くの人を巻き込んでいき、更に福島を発展させていけるように取り組んでいきたいと思いました。







そして、なんと!!

サプライズで設立1周年記念のケーキをいただきました!

リンふくロゴ入りのケーキにスタッフ感動!記念写真を撮ったあと、二次会にて美味しくいただきました。ありがとうございました。





予定の19時を若干過ぎてのスタートとなりましたが、最後はお店の時間ギリギリまで使わせていただき、素敵な2時間となりました。

また、多くの方々から激励のお言葉をいただき、スタッフ一同、身が引き締まる思いでした。今後も、より一層活動に励んでいきたいと思います。


最後になりましたが、お越しくださいました皆さん、そして素敵な会場とお料理を提供してくださいましたEAST END COUNTYさん、本当にありがとうございました。

この新たな出会い・”Link”が、みなさんにおきまして有意義なものとなったのなら幸いです。



「福島」をキーワードに気軽に繋がる交流イベント『Drink with Fukushima』は、今後も定期開催を予定しております。

引き続き、よろしくお願いいたします。

2012年6月8日金曜日

【イベントレポート】 6月3日(日) 福島の社会企業支援ワークショップを開催いたしました。


こんにちは 東京スタッフの菅沼です。


福島の社会企業支援ワークショップ
       ~放射能から子供を守る移動保育~」を
大田区民センターにて開催いたしましたので、報告させていただきます。


当日、今回のワークショップ の共催「NPO法人移動保育プロジェクト ポッケア」の
理事長 上國料 竜太様にお越しいただきました。
◎「ポッケア」の活動内容につきましては、こちらからご覧ください

≪当日の流れ≫
今回のワークショップは3班で進めていきました。
まず班ごとに自己紹介を行った後、
「もしもあなたが子どもだったら、今いるこの場でどんなイタズラをしますか?」
と言うお題のもと、アイスブレイクを行いました。
部屋の入り口に黒板消しを挟んでおく、お菓子と見せかけてカラの袋を置いておくなど
なかなか悪質なイタズラをみなさん思いつかれていました^^
 
 
             そうして会の雰囲気も盛り上がり、いよいよ本題です。


上國料様より「ポッケア」の活動内容、並びに福島の現状についてお話いただきました。






「ポッケア」は子供たちの被曝量を下げるだけでなく、目一杯外で遊ばせることで心理的ストレスを軽減し、また親御さんの不安をも解消する目的で行われています。
それだけでなく、五感教育によってより子供の能力を成長させ、将来放射線量が下がっても必要とされるインフラのような活動を目指していると伺いました。
『未就学児』に対して『定期的』に『屋外』で遊ばせているのは「ポッケア」だけだそうです。


そのうえで、
このような理念の活動を持続可能な形で広めていくにはいかに資金捻出していくか

という事が、今後活動を行っていく上で大きな課題として挙げられました。



その後、お伺いした話の感想を共有し、
「ポッケア」が抱える問題点について話し合いました。
資金調達方法、人材不足、外部との関係性、プログラムなど
問題は複合的に絡み合っています。
 

 
途中に何度か共有タイムを挟み、全体、上國料様と意見を交わし


その中から中心問題を考え、具体的な解決案を考えていきました。


そして、以下が各班で考えた渾身のアイディアです!


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A班
 

捉えた問題「資金と人をいかに集めるか」 
解決案 「コンセプトを明確に言語化する」
  →例えば、親子の不安解消・上質な遊び/学びの創生・育児支援 など

コンセプトを明確に言語化する事で、
学生・親(県内、県外、海外)・企業・研究機関 等との
アプローチが取りやすく、また活動に対して共感を生みやすくなる

                             ↓

 「会員制」の制度を設ける            
→定期的に資金を得る事が出来る
→会員と共に「ポッケア」の組織を共に形成していく
      会員(ファン)がファンを呼び、活動が広がっていく!


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B班 




捉えた問題 「コスト(移動の費用※)をいかに抑えるか」 
解決案 「バスを共同で利用する」
                ※車代、ガソリン、運転手、洗車、車検等、パーキングなど 

 ○県内の高校/大学のバスを利用する
   →ボランティアを資格や単位として認定し、学生を絡めていく
○企業が所有するバス/送迎車を利用する
  →お菓子会社や車会社等の工場見学・モニタリングをプログラムとして絡める
  +企業には宣伝としてのメリット
                                      その他にも、病院や老人ホーム、飲食店のバスも検討
                                 ↓
                       維持費が安くすむ

 また、現在所有している車に広告や放射線測定器をつけるなどして、
 協賛/助成金を得るという案もありました。

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C班


捉えた問題「いかにPR活動を行っていくか」
解決案「オンラインとオフラインでのPR活動を行う」

現在「ポッケア」の明確なPR活動はfacebookHPのみ
PR戦略を持った人材不足により、情報発信が不足している
                          ↓

      認知度が上がらない

           ↓

PR活動を活発に行っていく必要がある
→オンライン・オフラインを活用したPR活動の提案
  オフライン 
・サイトSkill Stok 等を利用してボランティアとつながる
・イベントを開催する →福島と県外を繋ぐような
  オンライン
・インフルエンサー(世間的に大きな影響力をもつ人)によるブログや広報

           ↓

認知度が上がる事で資金提供者が増える


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班ごとに全く異なる視点のアイディアが打ち出されました^^
上國料様からも
「さっそく明日から考えさせていただきます!」
とのお言葉をいただきました。
少しでも活動のお役に立つことが出来れば幸いです。

また今回のワークショップで終わりではなく、これからも
「ポッケア」様、皆様とLinkさせていただければと思います。
Facebookにて、皆様と共にアイディアを創造できる場をお作りしております。
ワークショップにお越しいただいた方も、そうでない方も、
是非アクセスしてみて下さい!

     「Fukushima Idea Factory
     https://www.facebook.com/FukushimaIdeaFactory
     
     

 


今回のワークショップのような こうした小さな気づきを重ね、
上國料様もおっしゃっている “子ども達が「育って良かった」と思える福島”に
少しずつでも近づいていければと思います。
    


「ポッケア」の活動は子どもに対してだけではなく、
日々気持ちを張りつめ続けている親御さん達にとっても、
今後大切な存在になっていくのではないかと感じました。 
そして Link with ふくしま は、そんな活動を行われている団体を
微力ながらも全力で、サポートし続けていきたいと思います。


最後に、上國料様をはじめ、ワークショップにお越しいただいた皆様
本当にありがとうございました。
今後とも是非よろしくお願いいたします^^