2012年3月11日日曜日

『ふくしま未来創造アイディア会議』 ご参加頂きありがとうございました!

『ふくしま未来創造アイディア会議』
ご参加頂いたみなさま


昨日は、雪の中、上記イベントへのご参加誠にありがとうございました。
みなさまのお力のおかげで、素敵な場を作り上げることが出来ました。
心より、感謝申し上げます。


午前中のプレゼンテーションでは、個性に富む5団体の活動内容や背景、
抱えている課題を熱く伝えて頂きました。
それを受けての午後のグループワークでは、20名弱のみなさまから様々なアイディアが出され、
明るい未来を想像させる5つのロードマップが出来上がりました。
進行中は、至らない点も多々あり、ご迷惑おかけしたかと思います。
みなさまの暖かいお心に、助けて頂きました。
ありがとうございます。

また、朝10時から夕方5時までの長丁場にも関わらず、
懇親会にはスタッフも含め21名の方々にご参加頂き、感涙寸前でした。
本当に、ありがとうございました。


さて、閉会の際にも申しましたが、
本イベントにて出されたアイディアやロードマップは、
Facebookのイベントページにて公開させて頂きます。

※アカウントをお持ちでない方がいらっしゃいましたら、
 ぜひこの機会に新規登録をご検討頂き、弊団体と“Link”して頂ければと思います。


併せまして、弊団体ブログ「ふくしまNOW!!」でも、
当日の様子と共にいくつかのアイディアとロードマップを
発信していく予定でおります。
こちらもぜひ覗いてみてください。


みなさまからの御感想や御意見、お待ちしております。
本アドレスまで、お送り頂けましたら幸いです。


では、長くなりましたが、
3.11から1年のこの日から、みなさまがご健康でお過ごしになることをお祈りして、
御礼のあいさつとさせて頂きます。

今後とも、Link with ふくしまをよろしくお願いいたします!



Link with ふくしま  スタッフ一同


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【イベントレポート】2月26日ファシリテーション講座を開催しました

遅くなりましたが、先月会津大学にて開催したファシリテーション講座のご報告です。


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こんにちは
Link with ふくしま 福島スタッフのやぶきです。

『福島の未来を創造する若者のためのファシリテション講座』
~会津から、ふくしまの未来を考える~
2月26日に会津大学で丸一日行われました。ご報告したいと思います。
 
まず、根本的に「ファシリテションてなんぞやの疑問を持つ方は多いと思います。
facilitationは直訳すれば「促進」。
人々の活動が容易にできるように支援し、うまくことが運ぶように舵取りするスキルです。
この手法については、マニュアル本や資料だけでは真意を捉えることは全く難しいと改めて感じることができました。
指導者なしで独学で習得するのは不可能です。
集団によるディスカッションを通して、考えている以上に話し合いにおいて意識すべきことがとても多くあることに気付かされました。
ファシリテの役割としてのコミュニケション向上の糸口をつかめました。
 
具体的には、話し合いの進め方として以下の4ステップの順に取り組んでいきました。
1. 話し合いができる準備を整える
2. 話し合いができる環境をつくる
3. 話し合いを整理する
4. 話し合いをまとめる(合意形成)
 
6人を1グルプとして、話し合いと講義を進めていきました。
印象的だった講座の一部は、2人1組になって1分30秒相手の話を無視し続けるというものでした。
話者は聞いてもらえないと、何を話したら良いか分からなくなってしまい、話すことが困難になってしまいます。
そこから、聞き手の相槌、目線や姿勢、または要約して聞くことの大切さを学びました。
 
ディスカッションの場では、お互いの意見を尊重しあい、かつ自分の意見を反映させる必要があります。
対立することはよくありますが、それをいかに調和させまとめていくか。
段階を踏んで理解することができました。
 
 
震災から早一年が経とうとしています。
当時は、来年正月なんて迎えられるのだろうか、などと考えていました。
一歩一歩進んでいる福島県民がいます。
ダシップを取り、自主的に一人ひとりが動き、日本を動かしていかねばなりません。
若者がもっともっと団結していけたら、これほど強いものはありません。
これからを築いていくのは我々ですから。
 
そのきっかけを創っていくのが
「Link with ふくしま」の使命。
大変責任を感じております。
 
講師の方、参加者の皆さま、心から感謝いたします。
 

2012年3月6日火曜日

【イベントレポート】3月3日「ふくしま未来創造アイディアプレ会議@JASP神奈川」

こんにちは。
「Link with ふくしま」東京スタッフの福本です。

『JASP(全国学生プロジェクト)』という団体の【全国たすきリレー】【JASP in FUKUSHIMA】というプロジェクトをみなさんはご存知でしょうか?震災から1年が経ち、『もう一度、福島に目を向けてほしい』『震災を風化させたくない』そんな『想い』のプロジェクトです。
私たちは現在そのプロジェクトとコラボし、支援金集めのお手伝いを「READY FOR?」というサイト上で行っています。
■興味を持っていただけた方は⇒https://readyfor.jp/projects/JASP_in_FUKUSHIMA
をご覧ください。








話は本台で、3月3日にそのJASPの神奈川支部にお手伝いして頂き、
3月10日に行う『ふくしま未来創造アイディア会議@福島×東京』のプレイベントを行ってまいりました。
このイベントは福島の様々な社会的課題、
【子供の放射能】【福島の学習支援】【仮設住宅支援】【福島の女性の悩み】【漁業風評被害】の解決に向け活動している団体を呼び、福島と東京でそのアイディアを議論しあうイベントです。当日は福島と東京をUstreamでつなぎ、リアルタイムで福島の現状を発信する予定です。


また、当日時間がなくて参加できない方のためにもfacebook上で
『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』という議論の場を設けてあります。各団体の活動内容をインタビュー形式で発信しています。また、各団体に対して【Ideaが欲しい論点】が掲載されているので各団体のグループページで皆さんのアイディアをよろしくお願いします。



■『ふくしま未来創造アイディア会議@福島×東京』に興味を持っていただけた方は
http://link-with-fukushima.blogspot.com/2012/02/blog-post_27.html
をご覧ください!

■『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』に興味を持っていただけた方は
http://link-with-fukushima.blogspot.com/2012/03/idea-box-for-fukushima.html
をご覧ください!




そして3月3日のイベントレポートです。
まずはLink with ふくしまの団体概要を含め、今回のイベントの開会宣言を菅家の方から行いました。


そして、今回のイベントの趣旨を僕の方から伝えさせていただきました。
このワークショップの目的は
1.福島の現状、課題を解決に向けて頑張ってる人(スピーカー)の話を伝えることで広めること
2.頑張ってる人がより良い活動を進めるためのヒントを参加者から得ること
3.頑張ってる人や、福島への応援メッセージを参加者から得ること
4.参加者がグループワークを通して福島の課題現状を理解することで、福島をジブンゴト化してもらうこと
そして、
翌日福島への『想い』をつなぐタスキリレーを走るJASP神奈川のメンバーにより具体的に福島への『想い』を強めていただくこと!
でした。


そして、参加者の方々に議論したい内容に分かれてもらい、自己紹介を含めたアイスブレークを行いました。


そして各議題ごとに、グループワークでブレインストーミング形式で話し合いを行いました。

お題は「各団体がより良い活動をするためのグッドアイディアを考えよう。それは、自分が手伝えることでも良いし、自身の経験やノウハウに基づいたオススメのアドバイスなど、何でもok」
ということで、身近な範囲からおのおのができる範囲で真剣に考える時間を設けました。
そして各グループごとにグループ内グッドアイディア賞を決めてもらいました。


それぞれのグループ出たアイディアに関しては各団体のIdea Boxにまとめてあります。

そしてそれぞれの参加者に今回のイベントの感想を述べてもらいました。


『支援にはいろんな活動があるということが分かった』
『議論した団体のことをもっといろんな人に伝えていきたいと思った。』
『福島のために何ができるのか悩んでいたが、じぶんにもなにかできることがあるような気がしたので、次につなげていきたい。』
『良い活動には学びがある。この震災にも、福島にも必ず学びがあるはず。それを模索し続けなければならない。』
などの声を頂きました。

福島のためにできることは何かないかと考えると、難しく構えてしまうかもしれませんが、みなさんの経験や知恵、アイディアは福島のために役に立つことばかりです。
そのためにはまず、福島ではなにに困っている人がいるのかを知ること。そして、一緒に考えることが必要だと考えています。それが「できることから始める」ということなのではないでしょうか。そこからもしかしたら福島のためにできることが見つかっていくのかもしれません。
「いろんな人が福島に関わるきっかけづくり」がこのイベントの趣旨の一つです。

みなさんも「きっかけ」を創ってはみませんか?
そのためにも、どうか

『ふくしま未来創造アイディア会議』


『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』
をよろしくお願いいたします。














2012年3月2日金曜日

「ビーンズふくしま」のIdea box


福島の子供支援をしている「ビーンズふくしま」へのアイディアの投稿はこちらから!

1.活動内容

活動概要:
事業名 うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト


ミッション 「子どもを見守る地域づくり」

子どもへの支援活動は学校でも行われていますが、子どもたちの育つ場は学校だけに限らず、「家庭」「地域」のそれぞれが、固有で重要な機能や役割を担っており、その点に着目した支援は、ほとんど取り組まれていない現状にあります。被災で地域コミュニティが分断されたまま長期避難を余儀なくされ、仮設住宅等で暮らしている子ども達の地域生活を支え、寄り添いながら支援していく仕組みつくり、長期的な視野を持ってこども支援に携わる方々の協力と連携をもとに、実施している。

主な活動場所:
福島市、安達郡、二本松市、本宮市、郡山市、三春町、船引町

支援対象者:
18歳までの児童

活動時間:
月に18回。6か所で実施。内2か所は17:00~20:00。1か所は9:00~11:00

豊田さんの担当している活動:
・仮設住宅で直接支援(学習支援・学童保育)
・イベントの企画・運営・広報。
・各団体、行政との連携役(情報共有及び共催で支援活動をしている。)


2.活動を行うに至った背景について。活動を始めたきっかけ、豊田さんが参加しようと思った動機、活動開始前に抱いていた課題。
  • 団体として:
避難地域の子ども達は、住み慣れていない地域にやむを得ず避難し学校を変え、これまでの友人関係もバラバラになり、心の痛みを十分に表現することもできず必死に適応することにより、大きなストレスを抱えています。未来ある子どもの学びと育ちにとって大きなハンデキャップになることが予想されます。
重複しますが、子どもたちの支援活動は十分に行き届いてなく、取り組まれていない現状にあります。当法人は13年間、不登校の子どもたちを支援してきました。震災の影響で不登校になる子どもたちを地域で見守ることが必要だと感じ、活動しております。
  • 個人として:
「子どもの笑顔が見たい」

活動を始めた動機はそれだけです。


3.活動するなかで見えてきた課題について。
  • 団体として:
実際に仮設住宅の方々から支援要望の声があがっています。それに対応するマンパワー(人員)がないのが現状です。
  • 個人として:
継続的に活動に協力していただけるボランティアが少ないことが課題です。
  • 福島全体として:
ボランティアの人数が不足しています。復興の遅れの一番の課題は人手不足だと感じています。

更に気になった方はNPO法人「ビーンズふくしま」のHPもどうぞ



【アイディアが欲しいところ】

 

1)避難地域の子ども達が抱えているストレスを軽減するためには、どんな取り組みが必要でしょうか?



2)福島で「子どもの笑顔」を増やすためには、どんな工夫ができるでしょうか?



3)継続的に活動に協力していただけるボランティアを増やすためには、どういった策が考えられるでしょうか?



福島の子供支援をしている「ビーンズふくしま」へのアイディアの投稿はこちらから!
http://www.facebook.com/groups/263774467033244/

2012年3月1日木曜日

みなさんのアイディアを【未来創造Idea Box for FUKUSHIMA】に!


【未来創造Idea Box for FUKUSHIMA】に皆さんのアイディアを!



私たちは、東日本大震災から1年経つ2012年3月11日に向けて、
    【【For the Future of FUKUSHIMA】】
を企画しています。その企画は2段階で


  ①【未来創造 Idea Box for FUKUSHIMA】
『Link 世界中のアイディア with ふくしま!!』を掲げ、
①で上げられたVisionを世界に発信し、関心を集め、福島復興に多様性を与えるべく議論し合うバーチャルな対話の場を目指すfacebookページです。


⇒『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』facebookページ
http://www.facebook.com/pages/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%89%B5%E9%80%A0-Idea-Box-for-FUKUSHIMAby-Link-with-%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%BE/378818968801925


今回はこの企画を広報させていただきたくブログを書いています。


 ②【ふくしま未来創造アイディア会議】
①までの議論を参考に行われる3月10日の福島・東京同時開催のワークショップ
Ustream配信し、福島と東京のワークショップをつなぐだけでなく、さらに広い範囲の人々に福島について考えるきっかけを与えることを目指します。このワークショップを充実させ、福島復興に向けたソリューションを考える上でも、
【未来創造 Idea Box for FUKUSHIMA】は非常に重要な意味を持ちます!
詳しくは2月27日の投稿を読んで頂けると幸いです。
http://link-with-fukushima.blogspot.com/2012_02_01_archive.html





これらの一連のプロジェクトの中でも、このfacebookページは最も広く情報発信し、最も多くの人が福島の未来を考える場を目指しています。



■本企画が目指すこと■
・「福島の復興を考えるきっかけづくり」
震災からもう一年が経ちますが、困っている人はたくさんいます。
そんなひとたちのために少しでも協力してみませんか?
震災復興に携わったことのない方、福島に住んでいない方、時間やお金の都合で福島に関わる機会のない方々に
福島に携わるきっかけを提供したいです。
福島の復興に向けた活動について,様々な人が考えるきっかけを目指します。

・「世界巻き込み型イベント」
福島の社会的課題は様々な問題が複雑に関わっており、解決していくためにはさまざまな人々の様々なアイディアが必要です。 
Facebookを使用して世界から福島に関するアイディアを募集することで,
 福島の復興プランに多様性が生まれます.

・「メディアを通じた複合的な情報発信・受信による多面的アプローチ」
 Webやラジオなどを通して世界巻き込み型のプロジェクトの様子を発信す
 ることで,県内外の人が福島復興に向けた新たな動きを感じ,また,SNS
 を通してそれに参加することができる。

■具体的な目標
日本中に向け福島を発信
3,110いいね!

全国巻き込み型で問題解決を目指す
311 Ideas
を目指します。




このfacebookページ『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』は福島で様々な課題を掲げ、活


動しているスピーカーの方々とのインタビュー内容を掲載しています。(このブログにも


それぞれの団体のインタビュー内容を掲載しております。)
それぞれのインタビューの内容として、
1.各団体の活動内容について
2.各団体が活動を行うに至った背景について。
3.震災からもう少しで1年が経とうとしている今、活動するなかで見えてきた課題について。
【ideaが欲しい論点】


を掲載しています。

それぞれの団体に対して設けられたfacebookのグループページでゲストの皆様にその【Idea が欲しい論点】についてアイディアを出していただきます。


⇒『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』facebookページ;
http://www.facebook.com/pages/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%89%B5%E9%80%A0-Idea-Box-for-FUKUSHIMAby-Link-with-%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%BE/378818968801925
Idea Boxの全体像



それぞれ
社会的課題⇒『団体名』スピーカー(それぞれの団体のインタビュー内容のリンク;グループページのリンク)の順番で紹介すると、

【仮設住宅支援】⇒『福島大学災害ボランティアセンター』安達隆弘さん
【福島に住む女性の問題】⇒『Peach Heart』鎌田千瑛美さん

【福島漁業復興支援】⇒『QD福島』金田奈都子さん

【子供の放射能問題】⇒『NPO法人 ポッケア』上國料竜太さん

【未就学児の学習支援】⇒『NPO法人 ビーンズふくしま』豊田紘行さん

が登場します。



▼『未来創造Idea Box』のルール
・各グループページで議論していただく際、こちらの管理人からウォールに提示される【ideaが欲しい論点】にコメントする形でみなさんのアイディアを書いてください。
・「原発の是非」や「政治の在り方」という議論よりも、みなさんの経験から出てくるアドバイスや民間の力で実現可能な範囲での意見・提案をお願いします。

以上の2点を基に「前向きな」議論の場を創り、福島の復興を加速させましょう!ご協力お願いします!
⇒『未来創造Idea Box for FUKUSHIMA』facebookページ
http://www.facebook.com/pages/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%89%B5%E9%80%A0-Idea-Box-for-FUKUSHIMAby-Link-with-%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%BE/378818968801925


「福島大学災害ボランティアセンター」のIdea box


福島大学災害ボランティアセンターへのアイディアの投稿はこちらから!



1.『福島大学災害ボランティアセンター』の活動内容について
▼活動概要
我々「福島大学災害ボランティアセンター」の意義は二つあります。
まず【東日本大震災により被害にあった福島県の被災者を支援すること】です。福島県は放射能の問題もあるために、地震、津波被害にあった被災者だけでなく、被災した地域と遠い子供なども支援の対象者となります。活動を通す中で多くの笑顔に触れ、たくさんの感謝の言葉をいただきました。そして、二つ目の意義として、【福島の復興のために何かかかわりたい!と思う学生の奮起する場であること】です。活動の中で頂いた感謝を私たちの活力とし、笑顔を多くの方に届ける。このような笑顔を繰り返すことを忘れず、福島に復興のエネルギーを与えたいです。
▼主な活動場所:
福島県県北に点在する仮設住宅。
 ▼支援対象者:
福島市内7ヶ所の仮設の集会所の避難者
浪江町からの避難者:宮代(第一、第二)、信夫台
飯館村からに避難者:松川第一、松川第二、松川小学校跡、明治小学校跡、飯野小学校跡
また福島県内全域の子供を対象としてサマーキャンプというイベントで県外へ連れ出して、遊びに連れ出すなどの活動も行いました。

 ▼活動時間(団体全体とあなたの参加頻度、日時など)
主な活動日は土日になります。09:00~16:00が活動時間です。
また毎週金曜日の昼休みをスタッフミーティングの定例日としています。
月末には1カ月のまとめのミーティングを行い、収支決算や1カ月を通しての反復(どのような団体と繋がったか、反省など)を行っています。
 ▼安達隆弘さんの担当している活動
「福島大学災害ボランティアセンター」のセンターマネジメントとして、全体の統括や活動での陣頭指揮を行っています。また、主にメールなどを用いた渉外も並行して担当しています。
また、平日の昼~夕方に仮設住宅を訪問し、被災者の方々お話し相手になる活動を展開しています。




2.「福島大学災害ボランティアセンター」が活動を行うに至った背景について。
「福島大学災害ボランティアセンター」が活動を始めたきっかけ、安達隆弘さんが参加しようと思った動機
また活動開始前に抱いていた課題はどんなものだったのか。
▼「福島大学災害ボランティアセンター」が発足したきっかけ:
震災直後から学校が始まるまで、福島大学生は各々ボランティアに取り組んできました。その中でも、避難所運営(「あずま総合体育館」、「福島大学」)に取り組んでいた学生が、『ここまで関わった活動を絶やしてしまうのは納得がいかない』ということで、福島大学にボランティアセンターを設けるようになりました。

▼安達隆弘さんが活動に参加した動機:
私は今までボランティアに携わったことがありませんでした。私は震災時学生寮におり、数日を過ごし3/16に避難所運営が行われるという連絡をいただきました。連絡を受け『まだ余裕がある自分が動きたい』と思い立ち参加を決めました。
▼「福島大学災害ボランティアセンター」発足当初抱えていた課題
避難所運営はすべきことが明確でありましたが、「これからどのような活動をしていけばよいのか」、「ニーズはどのようなものがあるのか」、「どこに課題があるのか」、「困っている被災者を救うためにまず何をすればいいのか」など先が見えない中で走り出すことに不安がありました。


3.震災からもう少しで1年が経とうとしている今、活動するなかで見えてきた課題について。
活動開始前からの変化について。また、新たにみえた課題について。

▼「福島大学災害ボランティアセンター」として今抱えている課題:

とにかく「福島大学災害ボランティアセンター」として活動を継続させること。これが非常に難しいと感じます。震災から1年が経とうとしている今でも仮設住宅にお住まいの方々のために、福島県内全域の子供たちのためにやらなくてはならないことはたくさんあります。しかし、アクションを起こすにも絶対的に人員が必要となり、学生であるから時間に融通がきいても、各人の生活の中でバイト、授業、就職活動とこなさなければならないことが重なってしまう人が多くとどうしても活動参加人数が減ってしまいます。

▼「福島大学災害ボランティアセンター」の課題の活動前と比べての変化、新たに見えた課題

ボラセンの活動が始まるまでは、何ができるのかということが懸念されましたが、今は良くも悪くも活動が形式化してしまっていると感じます。また、活動に参加する人も定式化してしまい、改善すべきポイントが見えづらくなっていると感じます。新しい支援の形を提示することが難しくなってきています。
また新たに見えてきた課題として、新年度が始まる時、新しく活動に参加してくれる学生を巻き込み、しっかりと勧誘し、組織として運営していくこと。

▼安達隆弘さんとして:

ボランティアセンター発足当初は、自分に何ができるかが非常に不安でした。活動・ノウハウが型にはまってきた頃から、自分はこのボランティア活動を通し、何がしたいのか考えました。震災当初から今でもボランティアをしてみたいけど何をすればいいのかわからない、という声をよく聞きます。継続的支援は活動を続ける以上当然だと思うため、個人としての目標とはなりませんでした。継続した支援に+αを加えようと個人の課題として、活動に興味がある、何かしたいと思う人を引き抜くことはできないかと設定しています。しかし個人がかかわれる範囲はやはり狭く、勧誘しようにも多くの人を活動に呼び掛けることはまだ叶いません。欲張ることで可能性をつぶしてしまうわけにはいきませんが、一つの企画を大切にし、メールや呼びかけを心がけています。

▼安達隆弘さんが感じている福島全体としての課題:

同じ被災地(福島県)でも、東日本大震災の受け止め方が地方によって全く違うと感じます。今となっては、福島大学は被災以前と変わらない様子であり、メディアが何かと取り上げたときにふと思い出す、このような空気となってしまっていると思います。しかし、自分の行動範囲から少し足を延ばせば、仮設住宅という今まで触れたことのない空間が点在している。これが福島の現状だと思います。一丸となって、この事実を受け止め消化していく。完全にこのように県全体が動くことはとても思えません。急にすべてをそのように動員することも現実的ではありません。だからこそ、関心を持ってくれる人を少しずつ増やしていくことが福島全体としての課題だと思います。

【【インタビューを通して見えてきたIdeaが欲しい論点】】

・『「福島大学災害ボランティアセンター」が、構成員各員のスケジュールを調整しつつ活動を継続していくためには?』

・『今行っている活動が、人員が多いため、良くも悪くもルーティン化してきている。この中で活動に改善をくわえていくためには?』

・『震災から1年が経ち、参加してくれる学生が減ってきている。その中でより多くの参加者を巻き込んでいくためには?』

福島大学災害ボランティアセンターへのアイディアの投稿はこちらから!