2011年11月23日水曜日

11/20CRMワークショップ開催しました!


こんにちは。
はじめまして、11月から東京スタッフとして加入した福本知也です。

今日は先日20日に行われた
【福島復興のためのCause Related Marketingワークショップ】
についての報告をさせていただきます。

今回のワークショップは、数え切れないほど多く、かつ複雑に絡み合う福島の社会問題に対して様々な若者の、様々な切り口からの福島復興に向けたアイディアを集め、福島の現状を改善していくビジネスプランを考えていこうという目的で行われました。


題して、


『Link みなさんのアイディアwith ふくしま』

というコンセプトを打ち立てて行いました。
当日は24名もの様々な専門を持った若者に集まっていただき、多様性に富んだワークショップが開催できました。



今回もスペシャルサンクスとして、毎度お世話になっているダイヤモンド社さんに会場を貸していただき、日本における社会的マーケティングの第一人者竹井善昭さま、CRMの世界的先駆者アメリカンエクスプレスから村田弦也さまにお越しいただき、ご講評を頂き会場は大いに盛り上がりました。

まず東京支部長の佐藤の司会により、ワークショップの開催が宣言され、毎度お世話になっているダイヤモンド社の宮田さまにご挨拶を頂きました。




そして 会場の各テーブルごとにリラックスした状態で熱い議論を行うために、

導入として、こんなウォーミングアップをしてみました。
『福島の仮設住宅の子供たちのためにクリスマスパーティーを開く。そのためになにかおもしろくお金を集める方法はないか?』
という課題です。
会場では「こんなムチャぶり。。。。」といった空気も漂いつつも、
これが福島の団体から実際にリンふくに依頼されている案件であることを伝えると、

会場一体で議論がヒートアップしました!私自身このときにとても使命感の強いメンバーに集まっていただき、この後のワークショップも盛り上がっていくことを確信しました。
その後、佐藤と福島支部長の秋山による福島の現状の説明をさせていただきました。




この際、いかにして福島の現状をよりリアルに伝えるかということで
・先日の「福島会議」での被災地の方々の心の叫びを動画で放映させていただく
・福島の方言で、被災地の方々の声を代弁させていただく
などの工夫で、来ていただいたメンバーにメディアでは伝わらないようなレベルで鮮明に福島の社会問題が伝わり、午後のCRMビジネスプラン立案につながるよう心がけました。
その後、代表の菅家からCRMの講義をさせていただきました。



CRM(Cause Related Marketing)自体があまり世の中に知れ渡っている概念ではないことに加え、特に今回はメンバーの専攻している学問が多岐にわたっているため、基本となるマーケティングの考え方から説明させいていただきました。




そして午後からは竹井さま、村田さまにもワークショップにお越しいただきました。


まず村田さまにより、アメリカン・エキスプレスの多くの事例を通してCRMの講義をしていただきました。私として印象に残ったのは
「消費者のコーズに貢献したいという欲求と企業のコーズに貢献したいという理念に一貫性のあるマーケティングをしなくてはならない」
という言葉でした。その後のグループワークでも意識してみましたが、なかなか難しいのがよくわかりました。
その後、竹井さまの方から再度CRMの考え方をご教授いただきました。


そして、5チームに分かれて、グループワークに入っていきました。






 まず前半1時間で福島の数多くの社会問題のなかから問題にフォーカスするのか、そのためにどんな企業がどんな団体を巻き込んでどのような顧客と向き合っていく必要があるのかについて話し合いました。



 各班が1回目の発表を終えた時点で、お二人からフィードバックを頂いた後、グループワークにも時折混ざっていただきもう1時間プランを具体化させる作業に取り組みました。








その後、各班に具体的にどんな製品・サービスをどんな値段でどう売り、どうプロモーションするかなどのレベルまで磨き上げたビジネスプランをキャッチフレーズもつけて6分ずつでプレゼンテーションしていただきました。


以上5班のプレゼンテーションを終え、メンバー間相互評価を「これはおもしろい」という軸、「これは実現できそう」という軸の2軸で行いました。
その結果
「これはおもしろい」賞を1班の『なべぱカー』
「これは実現できそう」賞を4班の『Save health, Save Fukushima』
が受賞しました。

そして、竹井さま、村田さま、宮田さま、代表の菅家による厳正な審議の結果、
1班の『なべぱカー』がグランプリを受賞しました。
その理由は、より多くの人々を巻き込みより多くの知恵が集積される可能性が高いからというものでした。

アイディアの概要についてはまた別の場所でまとめさせていただきます。


私自身初めてワークショップの運営のお手伝い、リンふくのお手つだいをさせていただいて、
正直」率直におもしろかったです。ミーティングなどでも妥協なく議論していく様に加わらせていただき、当日も様々な方とお会いし、お話させていただき、大変勉強させていただくことばかりでした。

これからも至らぬ自分ですが、福島復興を通して自分自身も変わっていけるよう努力させていただきたいです。

最後に、会場を貸してくださったダイヤモンド社の宮田さま、ゲストとして来てくださった竹井さま、村田さま、一緒にワークショップを創り上げてくださった参加者のみなさま、それから告知などさまざまな形で協力してくださったみなさま、ありがとうございました。
ワークショップが盛会に終わることができたのは、本当に多くのみなさまのご支援があったからです。
Link with ふくしま はご支援に感謝しながら、さらに邁進して参りたいと思います。


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