2012年8月29日水曜日

【イベントレポート】 ふくしまフューチャーセンター Future Session_02 ~ふくしまの子ども支援の現状と今後、必要な支援の在り方を考える~ を開催しました。

こんにちは!
Link with ふくしまの佐藤裕司です。
 
 
819日に福島市で開催した、Future Session_02「~ふくしまの子ども支援の現状と今後、必要な支援の在り方を考える~」の報告をいたします。
 
フューチャーセッション:
 フューチャーセッションとは、未来思考で問いを立て、多様なステークホルダーを招き、ファシリテーターが介して創造的な対話と協業を行うワークショップを指します。(参考:http://www.innovation-glocom.jp/





先月のFuture Session_01に引き続き、今回もテーマは「福島の子ども」です。
それに合わせて、会場をかわいらしく飾りつけました!





 




 
まずは参加者で自己紹介です。
参加者のほとんどがそれぞれ違う団体で活動している人たちで、そこから話が広がり、自己紹介だけで1日が終わってしまいそうなほどの濃いメンバーでした!

 
 


次に、弊団体代表の菅家から、ふくしまフューチャーセンターに関する詳細と今回のワークショップの趣旨やゴールについての説明をさせて頂きました。
 

 
今回のゴールは、以下の2つです。
 
現状や固定観念に捉われず、福島の子どもの今、そして未来を守るために必要な支援の在り方を考え直すことが出来ている。
支援の現状・課題を理解・納得していく上で、参加者個々人の子ども支援に対しての考え・判断・行動のきっかけとなっている。
 
 
今回のワークショップについての趣旨やゴールが参加者に共有されたところで、ワールドカフェ形式での対話が始まりました。
 
 
今回の対話では、問いを次のように設定しました。
 
1.福島の子どもについて感じること、思うこと
2.大切な福島の子どもたちに、どのように育ってほしいですか
3.福島の子どもの今、そして未来を守るためには何が必要でしょうか
 


福島県内で活動している方が多かったので、どんどんアイディアや意見が出てきてファシリテーターが戸惑ってしまうほど盛り上がりました。

問い毎に20分話しましたが、時間が過ぎるのがあっという間でした。
 

 
参加者のスイッチがオンになったところで、3人のパネラーの方々にご登壇頂き、パネルディスカッションを行いました。
 
まずは、それぞれ展開している活動についての説明をして頂きました。
 
 
ビーンズふくしまから小林さんと見尾田さん、移動保育プロジェクト「ポッケア」から上國料さんにご参加いただきました。

(左から 小林さん、見尾田さん、上國料さん)
 
 
 
ポッケアさんの活動紹介ムービーを見ているところです。

 
 ビーンズふくしまさんの活動紹介中です。
 
 
ビーンズふくしまさんとポッケアさんの活動について理解したところで、以下の2点について、パネラーのみなさんからお話を伺いました。
 
活動に対する想いや活動の遣り甲斐、子どもたちや保護者の反応
外遊び支援の現状・課題、福島の全ての子どもたちに支援をしていくためにどうしていくべきか
 

そのあと、参加者の方々からもお話を伺いました。
皆さん真剣な表情で聞いていらっしゃいました。


 
パネルディスカッションでの流れを踏まえて、グループワークに移行。
 
グループワークでは、「外遊び」 「大人支援」 「連携」の3つのグループに分かれて話し合いを行いました。
 
私は、「連携」について話し合うグループに参加しました。
 
福島県内にはたくさんの子どもを支援する団体があるが、その団体同士の横のつながりがあまりできていない。
また、他にも企業や学校、幼稚園、行政といったところでもつながりがあまりできていないということから、このグループができました。
 
そして、これをどのように解決していくかについて話し合いました。
 
まずは、今までつながっていなかった原因を出していきました。
多く出た意見は、お互いの活動についてよく理解できていなかったということ。
また、団体同士をつなげる中間支援をする団体や機関が今までなかったということでした。
 
中間支援団体ができれば、お互いの活動について知る機会をつくることができるので「連携」グループでは、中間支援団体を設立するためのロードマップを作成しました。
 
グループワークを終え、各グループで話し合ったことを発表してもらい、会場内で共有しました。
 
 
 
そして最後に、参加者一人一人に今回のフューチャーセッションに参加して気付いたことや感想などを一枚の紙にまとめてもらい、グループ内で共有しました。
 




 
 
 
私が、今回のふくしまフューチャーセッションに参加して気付いた点は、大人への支援が間接的に子どもへの支援につながるということです。


例えば、放射線に関しては、子供の屋外での行動や、放射線に対する認識はほとんど、親や周りの大人によって判断されています。

現在、放射線についてのさまざまな情報が日本中を飛び交っています。その中から正しい情報を選ぶことは、とても難しく、大変です。それでも、子供たちのために選び、判断しなければいけません。
そこで、正しい情報を選択できるようにしっかりとした知識を身につけるように支援していかなければいけません。

このような、大人への支援が間接的に子どもへの支援につながるということが、今まで気づきそうで気付いていなかった部分だったので、今回気付けてよかったと思います。

また、今回感じたことは、自分が思っていた以上に県外の方々は福島に関心を持ってくれているということです。
 
こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、私は今まで県外の方にもっと福島に関心を持って欲しいと思っていましたが、会場には震災以降に福島に引っ越してきたという人が沢山いて驚きました。
沢山の人が福島に関心を持ち、見てくれているんだと感じました。

次回のふくしまフューチャーセッションは9月に東京で行われる予定なので、都合がつく方は是非、ご参加ください。




 

0 件のコメント:

コメントを投稿